シェ・ワゾー鳥のいえカジェット規約

【シェ・ワゾー鳥のいえ カジェット規約】

カジェットとは、フランス語で「小さな鳥かご」を意味し、NPO法人シェ・ワゾー鳥のいえ(以下「当法人」)では会員同士の鳥さん預かり合いをこう呼んでいます。

大切な鳥さんを責任を持って預け合うことに際し、以下についてご理解とご了承の上ご利用をお願い致します。

カジェットはあくまでも会員間の相互扶助であり、依頼をしたら確実に預かり先が見つかることを保証するものではありません。

 

1、依頼の方法

(1)預ける日までに余裕のある日程で会員に対して依頼をかけてください。依頼の方法は、ことり会、懇親会など対面での依頼か、会員メーリングリストでの依頼でお願いします。

(2)対面、メールどちらでも、依頼内容には以下の点を明記してください。

・依頼会員の留守日程と鳥さんの預け希望日程

・依頼会員の住まいのエリアと送迎可能エリア

・移動手段(送迎は原則依頼会員が預かり会員宅まで行くこととします)

・鳥さんの種類と羽数、年齢などの情報

・鳥さんの健康状態や検査結果、かかりつけの病院、直近の受診時期とその診断結果

・その他、預けるにあたり重要な事柄

(3)会員は(2)の依頼内容を見て、責任をもって預かれると判断したら、依頼会員に対面やメールなどで返事をしてください。

(4)依頼会員は預け先が決まったら、あるいは預け先が見つからず依頼を取り下げる時は会員メーリングリストなどで報告をして依頼を完了させてください。

 

2、預け先が決まったら

(1)定期的に動物病院を受診している方はその検査結果を、そうでない方は預ける前までに健康診断や糞検査を行い、預かり会員に報告してください。預かり会員も前回の受診から日にちが空いている場合はお互いの安心のため、健康診断などを受けることをお勧めします。

(2)預ける日より前に依頼会員と預かり会員が対面で打ち合わせ(事前打ち合わせ)をしてください。

依頼会員が鳥連れで預かり会員宅を訪れるか、預かり会員が依頼会員宅で鳥さんと面会するか、それ以外かは双方で相談するものとします。緊急などやむを得ない場合を除いては、必ず事前打ち合わせをしてください。

(3)事前打ち合わせや当日は鳥さんの健康や日常生活について情報共有してください。

些細なことでも必ずお伝え下さい。重要なことは当日や事前打ち合わせではなく、最初の依頼の時に必ずお知らせください。重要な事項を事前打ち合わせで聞いたり、事前打ち合わせが不十分な時は、場合によってはカジェットをお断りすることもあります。

(4)カジェットを利用される場合は、会員同士で緊急連絡先の交換を必ずしてください。

 

3、依頼会員がすること

(1)預かり会員がお世話しやすいようにトリセツ(鳥の取扱説明書)を用意してください。

(普段の起床時間、就寝時間、放鳥のタイミング、餌の量の目安、夕方の餌補充の要否、喜ぶこと、嫌がること、与えている野菜の種類、発情行動についての対応など)参考例はこちら

ただし、生活時間や放鳥の有無などは預かり会員に一任することとします。

(2)餌量の指定や水に混ぜる程度のごく簡単な投薬(註・「7、鳥さんの健康について」(2)を参照)を希望される場合、事前打ち合わせで預かり会員の同意を得てください。餌や薬の小分けや、道具の準備・与え方を口頭ではなく文書にするなど、預かり会員に配慮した準備をしてください。

 

4、預かり会員がすること

(1)事前打ち合わせなどで聞いた鳥さんの普段の生活に近い環境を提供できるよう、配慮してください。

(2)心配なことやわからないことは事前打ち合わせや依頼会員への緊急連絡先に遠慮せずに聞きましょう。必要に応じて他の会員への相談も活用してください。

(3)安心してもらえるよう、預かり期間中は可能な範囲でその日の鳥さんの様子を依頼会員に報告をお勧めします。(依頼した側からは何度も聞きにくいものです)

 

5、緊急時の対応

(1)次のいずれの場合も速やかに預かり会員は依頼会員へ連絡してください。緊急性次第では事後報告になることがあります。緊急時に発生した費用は全て依頼会員の負担となります。搬送を伴う場合は利用した交通手段の費用もお支払いください。

・鳥さんの様子がおかしいと判断した場合、かかりつけ医又は近隣の動物病院を受診する。

・避難を要する事態に陥った場合、可能な限り鳥さんを連れて避難する。

(2)預かり期間終了後、依頼会員に連絡がつかないまま一定期間が経過した場合、お預かりしている鳥さんの所有権を放棄したものとみなしますのでご了承願います。

 

6、免責事項

(1)預かり会員は万全を期して鳥さんのお世話に当たりますが、基本的には預かりで生じるすべての責任は依頼会員がもつものとします。

(2)預かり会員の落ち度ではない不可抗力などによる物品等の損害、及びいかなる場合においても生体への賠償(病気、怪我、事故、脱走、死亡など生体に関わる全ての事柄)、慰謝料などには一切応じられませんので予めご了承願います。また、緊急事態の発生などでやむを得ず当法人と会員の都合によりカジェットの利用がかなわなかったことにより被ったいかなる損害につきましても免責とさせて頂きます。

 

7、鳥さんの健康について

(1)病気、特に感染病に罹っている鳥さんのカジェットの利用はできません。

疑いがある場合は必ず事前に動物病院にて診察をお願い致します。便異常などの症状がある場合は確定診断なしにカジェットの利用は出来ませんのでご注意下さい。万一、依頼後に病気が判明した場合、必ず預かり会員にお知らせ下さい。また、鳥さんが感染症に罹患していることを知っているにも関わらずそれを隠して依頼した場合、損害賠償を請求することがあります。当法人の会員も鳥さんを飼っている場合が多いので、予めご了承願います。

(2)投薬は医療行為となりますので、原則依頼できません。

ただし、飲み水に溶かす、フードに振りかけるというような保定が不要なものに関しましては、預かり会員が了承した場合、依頼することが出来ます。しかし、投薬できないと重大な結果となる場合などは動物病院などに預けられることをお勧めします。投薬の有無に関するいかなる結果につきましても当法人及び預かり会員は免責とさせていただきますので、予めご了承願います。

 

8、費用について

カジェットは相互扶助であり、利用料金は発生しません。ただし、移動にかかる費用や緊急時の医療費、交通費など預かりにかかる費用はすべて依頼会員の負担となります。

 

9、キャンセルについて

カジェットの利用が不要となった場合、依頼会員は速やかに預かり会員までキャンセルの連絡をお願い致します。連絡がなく預かり会員に迷惑をかけた場合、次回以降の利用をお断りすることがありますのでご注意ください。

 

10、利用回数について

カジェットは営利目的ではなくあくまでも会員間の相互扶助です。当法人の会員数は多くなく、お預かりの負担などをご考慮の上、常識の範囲内でのご利用をお願い申し上げます。
(具体的には年3回、トータル日数 15日以下を目安とします。)

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